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「半導体テクノロジーシンポジウム ー日本の半導体の基盤強化とさらなる飛躍に向けてー」を開催いたしました

2022.12.09

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SYMPOSIUM

東北大学は、11月28日(月)に赤坂インターシティコンファレンス(東京都)において『半導体テクノロジーシンポジウム-日本の半導体の基盤強化とさらなる飛躍に向けて-』を開催しました。産官学、特にアカデミアが一丸となり、日本の半導体復活発展に向けて新たな一歩を踏み出すことが狙いです。

本学は、2021年6月に全学組織「半導体テクノロジー共創体」を設置し、計8,500㎡の大規模クリーンルーム群などの研究開発リソースを擁し、150名を超えるトップレベルの半導体関連研究者により厚みのある研究開発を進めることで、国内外の研究機関及び企業と共創し、我が国のみならず世界の半導体研究の強化に貢献することを表明しました。

本シンポジウムでは、日本の半導体施策の中心となる方々をご来賓としてお招きし、国の政策の指揮をとる甘利明・衆議院議員からは今後のデータ駆動型社会の中での半導体の重要性とサプライチェーンの構築の重要性、太田房江・経済産業副大臣からは半導体・デジタル産業戦略、山本左近・文部科学大臣政務官からは研究開発及び人材育成の中核的なアカデミア拠点形成、そして次世代半導体の国内生産を目指すべく11月に発足したRapidus株式会社の東哲郎・取締役会長からは新会社の方向性と学術界との連携について、それぞれご挨拶いただきました。

その後、招待講演として現在、半導体売上世界1位を誇るTSMCのKevin Zhang・シニア・バイス・プレジデントから「半導体テクノロジー:現在と未来」、フラッシュメモリで世界トップレベルの売上高を誇るキオクシアホールディングス株式会社の早坂伸夫・代表取締役社長から「半導体メモリが支える社会とキオクシアの取り組み」、そして世界を代表する通信企業グループ日本電信電話株式会社の川添雄彦・代表取締役副社長から「IOWN-光電融合技術」とそれぞれ題し、世界的な企業トップの目線から今後の半導体産業の将来についてご講演いただきました。続いて、アカデミアを代表して、東京大学・池田誠教授、広島大学・寺本章伸教授、名古屋大学・天野浩教授、東京工業大学・若林整教授に加え、本学半導体テクノロジー共創体の中心研究者である須川成利教授、戸津健太郎教授、遠藤哲郎教授から、次世代の半導体技術の創出や半導体人材の育成・確保に向けた取り組みについてご講演いただきました。

当日会場には、渡海紀三朗衆議院議員、大串デジタル副大臣をはじめ、約300名の半導体産業に関わる多数の方々にご参加いただき、盛会のうちに終了いたしました。